好きな人に彼女ができた


今日もかなわない恋に夢をはせて
現実逃避
どうせあの人はそんなことすらも知らずに
大好きなあの子と腰を振って
甘い言葉をささやいているんだろう


私はありもしない妄想と空想を繰り返して
何度もなんどもあの人を心の中で殺しては
私も結局人間なんだなと
悪態をつくこともできず

あの子とあの人の中の物語に出てくる登場人物Aに過ぎないのだろう
そしてまた二人はその出来事をきっかけに
お互いの思いを確認しあって
再び熱い夜を過ごすのだろう

私は強いから
そんなくだらない物語から
自ら降りて
明日から何もなかったように過ごすの

あの人と過ごした日々も
甘い囁きも
最初からなかったように

そして二人は結婚して
新しいいのちを育み
くだらない恋愛からは
何も生み出されないことを
知ればいいんだ

誰かを傷つけた代償は必ず帰ってくる
だからもう大丈夫だよ
誰かを許すということは
忘れるということと同義なのだから